定番さっぱりスープがコンビニに。名店の通堂監修 「おんな味らぁめん」

通堂監修は15年ぶりとなる待望作

2002年に那覇市小禄にオープンして16年半となる名店「琉球新麺 通堂」。オープン当初から支える二枚看板の「おんな味」と「おとこ味」が調理麺として、このたび、沖縄ファミリーマート限定で発売されました。

電子レンジで温めるだけでいいというお手軽商品。2004年に販売されたカップ麺は食べていないのですが、今回は、調理麺という本格的な仕上がりで開発されただけに、期待値が上がります。

近くにあるファミマの弁当・惣菜コーナーで購入して、さっそく食べてみました。

「おんな味」がカップ麺から調理麺に

シンプルなプラスチック製のどんぶりに、ゆでられた中華麺、チャーシュー、ネギ、昆布。お店のトッピングと同じものがのせられています。ちなみに、店内で食べるときはチャーシューは2枚です。

別添えでおとこ味にはごま、おんな味には海苔がついてきます。こちらもしっかり再現。

ここ最近のコンビニのスープはゼラチン状になっていて、わざわざ袋でわけなくても温めるだけで溶けるのですごく便利ですよね。もちろん、通堂のスープもゼラチン状になっています。

色が異なる2種類ゼラチンがありますが、1つは豚骨の風味が漂うスープ。もう一つは調味料になります。成分を見てみると、食塩、ゼラチン、顆粒だし、ニンニク、生姜が入っていました。

麺との間には、スープが溶け出さないよう薄い寒天シートも張り付いていました。芸が細かい。

お店の味よりも少しこってり。

食べ方はフタをしたまま電子レンジで温めるだけ。1600Wなら1分40秒。500Wなら5分。
温めたら、まだほぐれていない麺とスープをほどよくかき混ぜ完成。

鶏だしをベースに、昆布の旨味がプラスされたスープ。お店だともう少し透明な色をしていますが、こちらは豚脂か調味料の影響なのか、うすーい豚骨のような色をしています。

つるみのある細いストレート麺は、通堂オリジナル粉を使用したオリジナル配合麺。おとこ味とは違い、平らな形をしています。

ラーメンを5分温めたことで、麺はほぐれて既にやわらかい状態。お店の「ふつう」から「やわめん」にかけてのかたさになります。

ちなみに、おんな味のラーメンはあっさりがウリ。この調理麺は麺はお店で食べるよりも少し豚骨の味が強い気がしました。チャーシューは少し硬めですが、おおむねお店で食べる味と同じです。

いつも、麺をかためんからはりがねで食べている僕としては、食べごたえが足りないというのが率直な感想。麺の硬さを選べないので仕方ありませんが、お店の麺よりもコシが弱いように感じました。そこらへんは電子レンジの加熱具合にもよるものなのかもしれません。

食べてみて改めて感じたことは、お店で食べる良さは「トッピングを自分好みで楽しめる」こと。辛さを足したりごまを自由にかけたりできるのって意外と大事なんだなと気付かされました。あと、当たり前ですが、麺のゆで具合をお店が完全にコントロールしているので、求めた麺の硬さが提供されるのもありがたいことなんだなとしみじみ。

自宅で食べて、やっぱり通堂に行きたくなってしまう。そんな商品でした。

※ファミマで買うことにより、お家でしかできない"味変"を楽しめる（ファミマのインタビュー参照）のは一つのポイントかもしれませんね。

商品の詳細

取り扱いは沖縄ファミマのみ

県内の沖縄ファミリーマート全店（326店）で、2月11日（月）まで約３週間にわたって期間限定で発売されています。おんな味は税込み520円でおとこ味よりも20円安い価格になっています。通堂の味に興味がある方は買ってみてはどうでしょうか。

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