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「うまい、安い、早い」三拍子揃った調理麺
これほど画期的な沖縄そばはあるのか。
そう思ってしまうほどにうなってしまったのが、サン食品が製造する沖縄ファミリーマート限定の沖縄そば「朝すば」。
沖縄そばは県民のソウルフードというのはもはや説明不要。毎日食べる人もそこそこいますが、毎週食べる人となると、ほとんどの人は該当するんじゃないでしょうか。
県内スーパーには麺や出汁、ソーキなどが個別で売られ、温めてゆがいて簡単に食べられる商品もたくさん存在します。カップ麺もありますし、調理麺となれば、レンジでチンするだけでサクッと食べられる商品もコンビニを中心に販売されています。
ただ、今回出合った「朝すば」は手軽さでいえばまさに"最強"。
しかも、わずか124円(税込み)。美味しい上に、コンビニで買えるといった手に入れやすさも◎。つけ入るすきのない商品となっています。
添加物の数が少ないのも魅力的
気になる中身ですが、コンビニで販売されている割にはシンプルな原料になっています。めんは小麦粉、食塩がメイン。だしは豚、魚介混合エキスがベース。トッピング以外の食品添加物はかんすい、調味料、着色料、酸味料となっています。かんすいはそば麺をつくる上では欠かせない添加物。調味料(アミノ酸等)は「味の素」とほぼ同じ。そう考えると、やたらめったら添加物が入っているコンビニ飯に比べ添加物は少なめですね。
113グラムのうち麺は85グラム。フタもされているので運ぶ際、出汁がこぼれずに済むのも評価が高いポイントです。調理麺なので消費期限は1日半が目安。
食べ方はお湯をそそぐだけ。10秒で完成
麺に埋もれて出汁の素は見えませんでしたが、成分を見る限りゼラチンが入っているので、お湯で溶けるタイプのゼラチン出汁だと思われます。青ねぎ・紅生姜と麺が区切られている透明シートを取り、熱湯を180cc注ぎます。
お湯の注ぐ量は、パッケージに貼られているシール「お湯はここまで」の注意書きだけが頼りになります。内側に線はありません。シールが少し斜めになっていたり高さが商品によって微妙に違っていたりするので、そこの曖昧さは沖縄クオリティ(笑)。大体の高さを合わせてお湯の量を調節します。
パーラーの100円そば好きにはうってつけ
お湯を注ぐと少し濁ったスープが出てきました。あとは10回ほどかき混ぜるだけ。
スープはカツオが強めのあっさり系。あっさりといってもしっかり出汁の効いた味です。豚臭さは全然ありません。パーラーとかでよく食べられる懐かしの100円そばと似ています。100円そばが好きな方なら間違いなし。全体的に塩分は高めな味。
紅生姜と青ねぎがいいアクセントになっています。やっぱりこの2つのトッピングは欠かせませんね。
麺はカップ麺と違って待たなくていいので、柔らかくならない状態で食べられます。硬すぎず柔らかすぎない、ほどよい食感。沖縄そば製造メーカーのサン食品ならでは。さすがの安定クオリティです。
あえて悪いところを挙げるとすれば、量の少なさでしょうか。これ単品だけではおなかを満たすことは難しいです。その分124円という安さで買えるのが魅力なので、値段を上げてまで量を増やす必要はないと思います。
他の弁当類と一緒にサイドメニューとして食べる沖縄そばとしてまさにうってつけ。そう考えるとますますパーラーの100円そばと立ち位置が近い気がします。
商品の詳細
商品名 | 朝すば |
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内容量 | 113g(めん85g) |
賞費期限 | 1日半以内 |
保存方法 | 要冷蔵(2℃〜10℃)で保存 |
原材料 | めん(小麦粉、食塩、その他)、そばだし(ポーク、魚介混合エキス、ゼラチン、その他)、紅生姜、青ねぎ、調味料(アミノ酸等)、かんすい、着色料(クチナシ、赤ダイコン)、酸味料、(原材料の一部に乳、鶏肉、牛肉、大豆、ゼラチンを含む) |
製造者 | 株式会社サン食品 |
製造者住所 | 糸満市西崎町4-13-2 |
発売日 | 不明 |
販売場所 | 県内スーパー・コンビニ、お土産店、那覇空港、沖縄ファミリーマート限定 |
商品の種類 | 調理麺 |
価格 | 124円(税込み) |
備考記載 | <表>写真はイメージです。/<裏>調理の際には熱湯でのやけどにご注意ください。/本品製造工場では、蕎麦(そば)・卵を含む製品を生産しています。 |
公式サイト | なし |
沖縄ファミリーマートのみの販売
シンプルかつ研ぎ澄まされた沖縄そば。
県内の方にもちろんおすすめできますが、観光客の方にもおすすめしたい商品です。
県民に親しまれてきた沖縄そばとは一体どんな味なのか、沖縄を観光する前にぜひとも試してほしい一品です。
おすすめ度: