よく見かけるあのお菓子。販売会社は…
スーパーのお菓子コーナーでよく見かける緑のパッケージ「ワサビとビーフの味」。小さいころに駄菓子屋で頻繁に買っていた時期もありました。大人になってからはあんまり食べなくなったなぁ。。。
一見どこにでもありそうなスナック菓子ですが、実はこれ、沖縄の会社が販売している商品なのです。
発売しているのはうるま市にある「株式会社Suntea A・K」。聞き馴染みのない会社ですよね。でも、名前をよく見ると「suntea」とあります。これを見てピンと来たらすごい。
suntea、サン・ティー…、んっ?「サンティー」! そうです、あの30円(税別)で発売されているおなじみの駄菓子「紅茶レモンティー」のことです。
https://twitter.com/okinawa_likes/status/1005335287059210241
30円という安さながら180mlも入っているレモンティー。安くて容量が多いので、小さいころはとてもありがたい商品でした。1980年代に製造されているロングセラー商品。お世話になった人もかなり多いはず。
地域によって呼ばれ方は異なるらしく「ミッキー(レモンティー)」「赤玉レモンティー」「サンティー」「サンチュー」などさまざま。ちなみに僕の地域(豊見城周辺)ではサンティーでした。
このソウルフードといえるほどに浸透している紅茶レモンティー。販売している会社が株式会社Suntea A・Kになります。ややこしいですが、この会社が「赤玉食品」という名前(グループ会社?)で「ミッキーレモンティー」として販売しているので、「ミッキー」や「赤玉」という呼称はここからきています。
Suntea A・Kの「A・K」は赤玉のことを指しているのではないかと勘ぐってしまいますが、真相は確認してみないとわからないので、今後取材も検討してみたいと思います。
ワサビとビーフの成分は表記なし
話を戻して「ワサビとビーフの味」。あの全国的なお菓子「わさビーフ」を彷彿させます。こんな直球すぎる名前のお菓子にかつて出合ったことあるでしょうか。ただならぬものを感じずにはいられません。
内容は35g。カルビーのポテチチップスの中で一番小さい60gよりも小ぶりなサイズになります。
原料は小麦粉、コーンスターチ、ポテトフレークをベースに、トレハロース、エキスパウダー、粉末醤油など。わさびや牛に関係ある表記はないので、味の素と同じ役割を担う「蛋白加水分解物」や「調味料(アミノ酸等)」のほか「香辛料抽出物」などでうま味を表現していると思われます。
はじけ…はしないけどやさしいビーフ
チップスの形はカルビーのサッポロポテト「バーベQあじ」に近い網目状の四角形。一つ一つの穴は小さめで、空いていないものもあります。
食べてみると、わさびの風味がほんのり。そのあとつーんとこないぐらい優しいビーフが広がります。食感はまさに「バーベQあじ」と同じですが、うま味が少なめで優しい味付けです。
わさビーフが出てからというものめっきり食べなくなったこの商品。パッケージにある「はじけるおいしさ」…っというわけにはいきませんが、久々に食べてみると懐かしくてついつい幼少期の思い出に浸ってしまいました。小さいころ食べていたお菓子が県産品で、いまなお発売されているのに何か感慨深いものがあります。
ちなみに、琉球新報の副読紙「週刊レキオ」で過去に赤玉食品を取材した記事(2012年)があるので、興味ある方は一読してみてはどうでしょうか。
商品の詳細
商品名 | ワサビとビーフの味 |
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内容量 | 35g |
賞味期限 | 3ヶ月 |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存 |
原材料 | 小麦粉、コーンスターチ、植物性油脂、ポテトフレーク、トレハロース、食塩、粉糖、酵母エキスパウダー、蛋白加水分解物、粉末醤油、香味食用油/膨張剤、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、甘味料(甘草、ステビア)、香料(原材料の一部にごま、大豆を含む) |
製造者 | 株式会社Suntea A・K |
製造者住所 | うるま市字州崎8-15 |
発売日 | 不明 |
販売場所 | 県内スーパー |
商品の種類 | スナック菓子 |
価格 | 54円(税込み) |
備考記載 | なし |
公式サイト | なし |
ネットでの取り扱いはなし
ローカルなお菓子なので大手スーパーにも置いてないところがあります。小売店や駄菓子屋さんで取り扱っているので、息が長いながらも手に入りづらい、珍しい商品かもしれません。
おすすめ度: