沖縄明治２大ヒットの一つ。ご当地アイスの定番「御菓子御殿　紅いもタルトアイス」

沖縄明治乳業と御菓子御殿がコラボ

沖縄を代表する御菓子御殿の人気お土産『元祖 御菓子御殿 紅いもタルト』。1986年の発売から30年余。読谷村の振興事業の一環で生まれた商品は、今や沖縄を代表する定番土産になりました。その紅いもタルトをベースに作られたアイスが、沖縄明治乳業とのコラボで2014年に誕生。その名も「紅いもタルトアイス」。

ストレートな名前なのは、もちろん味を再現しているから。紅いもの味が広がるアイスとくだいたクッキーが入ったカスタード味アイスの２層構造。まろやかながらもさっぱりした味が人気の理由です。

沖縄明治乳業は2011年から県内企業とコラボして商品開発しており、御菓子御殿（当時はお菓子のポルシェ）は６社目。2013年に老舗菓子店「新垣ちんすこう」とコラボした「新垣ちんすこうアイス」は当時、年間110万個を売り上げるヒット商品になったそうです。

新垣ちんすこうアイスと紅いもタルトアイスは、今やどこのスーパーに行っても見かけます。県内コンビニ各店でも取り扱っており、沖縄明治の2010年代を代表するヒット商品になっています。

紅芋とクッキー入り。着色料にも特徴

名前はアイスでも、ジャンルはラクトアイス。乳固形分が15.0%以上 (うち乳脂肪が8.0%以上) のアイスクリームとは違います。乳成分が多いとクリーミーな味が楽しめ、少ないとさっぱりした味わいになります。

沖縄はアイスクリームの消費量が全国で最下位。暑い地方では、まろやかな味よりもさっぱりした味を食べたくなるのは、想像してみると納得できますよね。県内スーパーで取り扱っている商品のほとんどがラクトアイスなのが何よりの証拠です。アイス製造・販売の県内大手フォーモストブルーシールも、一部のアイスミルクや氷菓を除きほとんどがラクトアイスになります。

原料には糖類、乳製品、紅芋、クッキーなど。新垣ちんすこうアイスにはない卵黄や着色料5種類（ビートレッド、カラメル、クチナシ、アナトー、ベニバナ）と、紅芋アイス特有の色味を出すための苦労がなんとなく透けて見えます。

ちなみに、製造者のエムアンドビーは、沖縄明治乳業とフォーモストブルーシールが2002年に設立した、アイスクリームや冷凍食品専門の生産拠点になります。

濃厚な紅芋とタルトの２層にメリハリ。飽きずにぺろり

紅いもタルトがあしらわれた紙製のフタをあけると、整った薄紫色の紅イモが一色に。

スプーンの通りもラクトアイスらしく軽いこと。紅芋らしい香りはあまりしません。

味はしっかりしていて濃厚。紅芋らしさがちゃんと出ていて美味しいです。ブルーシールの紅芋と味は似ています。ラクトアイスだからか、重くないのでパクパクいける。なんて罪なアイス…。

タルトらしいものは見当たりませんでしたが、食べているうちに出てきました。下層の3分の１あたりから綺麗に分かれ、クッキーが入ったカスタード味のアイスになります。

キャラメルのような香ばしさで、まさにタルトのような味です。砕いたクッキーが新垣ちんすこうアイスのちんすこうとはまた違い、食感を楽しませてくれます。紅芋だけでも十分飽きず食べられますが、カスタード味がアクセントになっていい味を出しています。

沖縄らしいパッケージが観光客の目を引く紅いもタルトアイス。味も美味しく気軽に買えるので、県内でも人気が続く理由が分かりました。土産にもいいですが、家で食べるアイスとして我が家の冷凍庫に常備することになるのは間違いありません。

商品の詳細

取り扱いはネットもあり

アマゾンでは取り扱いなし。Yahoo!ショッピングと楽天市場で購入できます。県内だと比較的どこのスーパーでも手に入れられ、コンビニでも常時取り扱っています。

各サイトのリンク
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楽天市場

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